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【新型コロナウイルス関連】キリングループ海外駐在員に聞く!「海外外食市場の現状」-台湾編-

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新型コロナウイルス対策に関する情報をCLUB 496でもお届けしておりますが、今回は、先行して飲食店が営業再開している 「台湾」の市場 について、キリングループ駐在員に行ったインタビューをご紹介します。
営業再開時のご参考になれば幸いです!

【この人に聞きました!】

台湾麒麟啤酒股份有限公司 西川 直樹

台湾麒麟啤酒社は、台湾における輸入ビールの中でトップクラスの販売量を誇るキリンブランドの輸入・販売を、1988年から実施しています。また、飲食店様の台湾出店にあたっては、酒類のお取り扱い支援や、サプライヤーのご紹介などの総合的なサポートを行っています。

●現在の台湾での新型コロナウイルスの状況は

・累計感染者数440人、死者7人 ※5月11日時点
・29日間連続で台湾域内新規感染者ゼロ ※5月11日時点
 現在、国内での感染拡大は抑えられています。
・全ての非台湾籍の入境制限は依然として続いており、訪台客数回復の目途はたっていません。

●現在の日常生活の現状は?

<外出制限>
・制限なし。買い物や外食など日常生活に支障はなし。

<通勤・通学>
・一部企業では在宅勤務を実施しているが、大部分の企業では通常出勤。学校も通常通り開校。

<マスク着用>
・地下鉄やバスなどの公共交通機関では、マスクの着用が義務付けられています。
・屋内にて1.5mのソーシャルディスタンスを確保できない場合、マスク着用を慣行しています。

●現在の飲食店の営業状況は

<再開状況>
・訪台客の急減や宴会自粛により、日系居酒屋や大箱の中華業態で4月から臨時休業をする店がありましたが、5月上旬から順次営業再開しています。
・ホテル業界では、一部ホテルのレストランの休業が継続中。

<テイクアウト・デリバリー>
・元々、テイクアウトの文化が根付いている台湾ですが、3月末頃から、新たにテイクアウト専用弁当販売を始める店が増えています。ほとんどがフードデリバー活用です。

<営業日、営業時間>
・来店客減少により、通常の閉店時間よりも早く店じまいする店が見受けられます。
・夜間客数減を補うため、ランチ営業を始める店が増加しています。

●イートインでの飲食店の対応変化は?

<利用制限・入場制限>
・多くの店で来店客に対し、アルコール噴霧及び体温測定を徹底しています。

<ソーシャルディスタンス確保>
・ソーシャルディスタンス確保のために縮小営業(席数減)を行っている店があります。

<店内衛生>
・スタッフの手洗い、アルコール消毒、マスク着用を徹底しています。

●営業再開後の利用状況、生活者の反応は?

・4月上旬の連休後には、感染拡大を懸念した外食自粛の動きが広がったが、5月に入り少しずつ飲食店に客が戻り始めています。
グループの人数減、飲食店利用時間減少の流れは続いています。
・高齢者や児童を伴う家族連れの飲食店利用は引き続き減少傾向で、フードデリバリー利用増のトレンドは継続しています。

●飲食店の工夫、販促は?

<SNSでの告知>
・店内、スタッフの衛生徹底の店外告知
・ソーシャルディスタンス確保のための縮小営業の告知

<販促>
・デリバリー送料無料の販促
・「コロナに負けるな」飲食代割引販促
・感染者ゼロ●●日連続でドリンク1杯無料

【写真で見る 台湾の外食市場の現状】

いかがでしたでしょうか。
早くから新型コロナ対策が進んでいる台湾は、今後の日本での対応を考える上でのヒントになります。外出・通勤・通学の制限はないものの、日常生活においてマスク着用が根付いているなど、衛生に関する生活者の意識・行動は明らかに変化しています。
また、組客数の減少、飲食利用時間の減少、高齢者や児童を伴う家族連れの飲食店利用の減少、テイクアウト・デリバリーの定着など、今後、日本でも同様の影響が想定されるかもしれません。
コロナ禍以降の店舗営業については、衛生対策はもちろんのこと、生活者の利用の仕方が変わることを予測して、営業体制・売上づくりを考えていく必要がありますね。

※このインタビューはキリンビール㈱で実施したものです。

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