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【新型コロナウイルス関連】キリングループ海外駐在員に聞く!「海外外食市場の現状」-ドイツ編-

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新型コロナウイルス対策に関する情報をCLUB 496でもお届けしておりますが、今回は、先行して飲食店が営業再開している「ドイツ」の市場について、キリングループ駐在員に行ったインタビューをご紹介します。
営業再開時のご参考になれば幸いです!

【この人に聞きました!】

キリン・ヨーロッパ 和田 健一郎
キリン・ヨーロッパ社はドイツ・デュッセルドルフに所在し、欧州におけるキリン一番搾りの現地生産および販売をしています。
また、ドイツをはじめ、飲食店様のヨーロッパ出店にあたっては、酒類のお取り扱い支援や、サプライヤーのご紹介などの総合的なサポートを行っています。

●現在ドイツでの新型コロナウイルスの状況は

・感染者数…約17万人
・回復者数…約15万人
・死亡者数…約8千人
新規感染者数が5月中旬以降、1日500~1,000人まで減少傾向にあり、徐々に規制緩和がスタート
※5月25日時点

●現在の日常生活の現状は?

<外出制限>
・3月中旬より開始された規制により、外出禁止ではないものの、家族以外の人間との接触が制限されている(現在は2家族まで集まってOK)。

<日常生活の制限>
・当初は、食料品店・薬局などの生活必需品を販売する店舗以外は全て閉鎖されていましたが、徐々に規制緩和され、現在は、ソーシャルディスタンスの確保とマスクの着用を必須という条件のもと、全ての小売店の営業が再開
・現在も公共交通機関もマスクの着用が義務化され、引き続き在宅勤務が推奨されています。

●現在の飲食店の営業状況は

<再開状況>
・3月中旬より全てのレストランが営業休止(テイクアウト&デリバリーのみ許可)しましたが、5月11日より州毎に徐々に店内営業が再開されています。

<営業形態>
・イートイン営業を行う上では厳しいルールが設けられているため、殆どの店舗はテイクアウトとの併用を検討しています。

<客数の戻り具合>
・徐々に店内営業を再開する店舗が増えてきているものの、席数制限以上にお客様の感染懸念から客数は限定的。ラーメンなどのカジュアル業態で半減、居酒屋系では70~80%減と集客はまだ戻っていない状況。

●イートインでの飲食店の対応変化は?

<利用制限>
1.5m以上の席間隔、最大2家族までの同席制限等、厳しいルールが課され、席数は以前の半分以下になっています。

<店内衛生>
・スタッフはマスク着用が義務化され、各店舗感染防止の為、テーブル間に仕切り版を配置する店舗もあります。

<ソーシャルディスタンス>
・お客様がトイレに行く際の動線を床にテープを貼り可視化し、テーブル客からの1.5mの距離を常時確保。

●営業再開後の利用状況、生活者の反応は?

<再開状況>
・少人数での来店が基本となるため、1人もしくは2人客が中心になっています。

<テラス席活用>
・元々ヨーロッパにはテラス席利用の文化がありますが、テラス席が好まれる傾向がより顕著になり、行政もテラス席設置認可を緩和。

<フード>
・寿司等の生ものは敬遠される傾向があります。

●飲食店の工夫、販促は?

・テイクアウト訴求(酒類のボトルなども)
・Happy hourや生ビール販促
・手作りマスクや、米・醤油等食料品の販売
・お一人様来店強化のためのカウンター席準備
・消毒等、衛生管理の徹底
・テラス席増設
・席と席の間に間仕切り(アクリル板)設置

写真で見る ドイツ外食市場の現状

●飲食店の衛生対策(仕切り版設置)

・感染対策としてアクリル板などを活用した間仕切りを設置(1.5mの間隔規制も、間仕切り設置によって緩和される)。
・カウンターは規制により、レストランスタッフとの間に仕切りが必要。1人客にとってはカウンターが好まれるため、各店舗設置を急いでいる。

●店舗レイアウトの工夫、テラス席活用

・お客様がトイレに行く際の導線も可視化することで、テーブル客からの1.5mの距離を常時確保。お客様の安心感形成につなげている。
・元々ヨーロッパでは春・夏にかけてはテラス席の利用が中心(店内より人気)となるが、新型コロナの影響でよりその傾向が顕著に。ドイツでは今年に限りテラス席設置の条件が緩和された。
・テラス席でもスタッフのマスク着用は義務付け。

いかがでしたでしょうか。
他国に先駆けてプロサッカーリーグ「ブンデスリーガ」が再開されたことでも注目されたドイツですが、飲食店利用においては日本以上に厳しいルールもあり、まだまだ通常営業とは言えない状況です。
マスク着用、仕切り版の設置など日本と同様の衛生対策に加え、トイレヘの動線を床にテープを貼り可視化してソーシャルディスタンスを確保するなど、細かい配慮も見られます。
また、イートイン営業では、少人数来店が中心となるためカウンター席の活用、生活者の心理からテラス席の活用が盛んになっています。
空間を提供する飲食店としては、自店のレイアウトの特徴をお客様の利用に合わせてどう工夫するか、考えていく必要がありますね。

※このインタビューはキリンビール㈱で実施したものです。

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